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執筆者の写真ゆるふわ軒

ゆるふわ春夏帖解説6「クーラー」


みなさま、どうもです。ゆるふわ軒の、おのPです。

いやー、今年は例年よりも暑いというか、ものすごく暑い日が多かったですね。

で、まだまだ暑い日が続くかなと思ったら、もう秋じゃん!

ヤバイ、まだ曲の解説終わってなかった。

日射しに焼かれてる写真

「ゆるふわ春夏帖」の解説も、いよいよ佳境に入ってきました。

このCDの中で、一番曲名の響きが不思議な「クーラー」です。

ぼくは、和楽器を主に扱った曲を作ったりしますが、これまで割と心がけていることがあります。

「カタカナ言葉は、極力使わないこと」です。

日本の響きであれば、可能な限り日本語を使うべきじゃないかと、そんな風に思っています。

ポップスだって、みんなサビを英語とかにしたくなるしね!

ところがです。

今回、自ら禁を犯すような、「クーラー」という名前と歌詞を使ったわけです。

途中まで迷走していた曲作りで、どうしても曲目にも歌にも、カタカナガ入るわけです。

正直葛藤がありましたが、これまた禁を犯す快感(?)に負けたというか。

自分で作った決まりですが、自分に正直に、歌を書こうと。

歌詞を書いてみますね。

クーラー(作詞:おのP)

日差しに焼かれて 帰って来たときは

スイッチひとつ 涼しいクーラー

扇風機にはもう戻れない

麦茶を一口 ひとやすみ

外の暑さを 窓辺にみながら

わたしは部屋で さわやかクーラー

あんまり冷えると 風邪ひくから

熱い紅茶を 飲もうかな

夜になっても 外は蒸している

そんなときでも 快適クーラー

タイマーかけて布団に入ろう

明日もさわやか よろしくね

発明したひと ありがとう

もう、これは「クーラー」じゃなきゃ説明がつかないんですよ。「冷房」とかじゃ、ちょっと違うんですよ。

そして、この歌詞をどうしても書きたかったのです。

歌は、瀧沢一留さんのやさしい声で。

一留さんには、ソロのみで渡したデモ音源にコーラスパートも作っていただきました。本当に感謝しかありません。

曲は、歌曲的なシンプルな構成にしました。というか、基本凝ったものが作れませんごめんなさい。

箏の須藤幸子先生にも熱のこもった演奏をしていただき、少ない編成の曲ながら、いい曲になったのかなと思っています。

何より今年の暑さです。

あまり冷房を使わない我が家でもこの数週間は、なりふり構わず家に帰ったらクーラー、寝るときもクーラー。

もうクーラーなしでは過ごせない時代に突入しました。

できれば、今年も来年も、この「クーラー」を聞きながら、暑い夏を涼やかに過ごしていただけたら嬉しいです。

でも最近、ようやくクーラー必要ない日が増えてきました。

でも、暑い時には遠慮せずクーラーつけましょうね。


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