どうもどうも!
連日の、おのPです。
いや、急に夏が終わってしまいそうなもので、CD「ゆるふわ春夏帖」の楽曲解説も
早く切り上げないと、と多少焦っています。
それにしても、前にも書きましたが記録的な暑さ、そして災害もありました。
これでもかというくらい、自然の猛威が迫ってきた、今年の夏でした。
そんな夏でも、いい気持ちで終わりたいなと。
そこで、CDのラストを飾った、「晩夏」(樋口秀樹作曲)について、解説してみます。
この曲は、ゲーム音楽等でご活躍されている樋口秀樹さんに楽曲を依頼しました。
依頼の内容は「夏の終わりくらいのイメージで、和楽器オンリー」みたいな感じだったと思います。
編成も、一応琴1面、十七絃(低音琴)1面、尺八という、シンプルなもので。
たぶん、樋口さんは、和楽器オンリーの曲は、ほとんど作曲されたことがないと思いましたが、和楽器の新しい地平を開いてくれると信じて、お願いしました・・・。
そして、すばらしい曲が生まれました!
曲の内容については、樋口さんの曲目解説には、このように書いてあります。
「夏休みの終わり
古い田舎の家の縁側で涼む風景
やがて少し風が出てきて夕立の気配
コレまでとは違って雨が降るたびに涼しくなってゆくのがわかる
『ああ、夏も終わってゆくのだな』という感慨
夜に浮き上がる祭りの提灯
お盆の送り火
喧噪が遠くに聞こえる」
郷愁を誘うメロディーに、蝉の鳴き声が聞こえてきます。まさに夏の終わりを感じさせてくれます。
和楽器だけのポテンシャルで、これだけの空気感を出せるというのは、すごいと思います。
今回は、CD収録でしたが、この曲は是非ともライブで再現したいと考えています。
もうちょっと、レパートリーが溜まってからになりそうですが。ご期待ください。
しんみりと、しかし悲しいわけじゃなく、ゆく夏を感じるこの「晩夏」を聞きながら、このCD解説を締めくくります。
6つの楽曲で描く、春から夏のCD(時間がかかってしまいましたが)解説でいくばくかでも伝わったならよいのですがいかがだったでしょうか。
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