(2月上旬、ネットの片隅で)
おのP(以下「P」)「どうもおつかれさまです。」
椎名(以下「椎」)「おつかれさまですー。」
P「思えば結構短期決戦でしたが、長い道のりでしたね。」
椎「そうですね。当初曲リストをいただいたときは20曲予定だったものを、14曲までシェイプアップしたけど、それでもぶっちゃけ制作期間足りないと思っていました。」
P「ぼくも、こんなに曲書くとは思いませんでした。」
椎「秋冬帖の後くらいからだったか、割とずっとスランプと仰っていたので、そこが心配でしたが、やればできる子だったおのP。」
P「いやー、いつ『椎名さんごめん、曲書いてください・・・』って言おうかずっと考えてましたけど。でも、今回みたいに自分を追い込まないと。」
椎「リストのほか設定なども見せていただいて、制作意欲が盛り上がっていたときなら、いくらでも書ける気はしていたのですが、もう中盤くらいからは『椎名が書く』モードじゃなくなってたw」
P「もっと早く、ぼくがあきらめて作曲を振るんだったw」
椎「おのPさんからのラフを貰ってアレンジして返すまでは、割とレスポンス早かったと思っています。そのあと待ち時間が長かった印象があるので、つっこめばもしかしたら行けたかもしれない?」
P「あと、M3が例年4月なのに今年は3月なのも、結構キツかったですね。」
椎「そうそう。同人作家さんたちは大変な年ですよねw」
P「みんな早まっちゃったからねー。オリンピックめw」
・今回のCDの音楽について
P「ゆるふわ軒でお願いしたの3回目なんですが、今回は、前作「ゆるふわ秋冬帖」「ゆるふわ春夏帖」と比べて、なにか違いはありますか?」
椎「前作・前々作と比べて単純に曲数が多かったので、アレンジ大変でした。その代わり、がっつり気合をいれた作曲作業はなかったので、頭の切り替えはそんなに辛くなかった。『自分の作曲作業』と『他人の編曲作業』って脳の使う場所が違うってイメージあるですよ。」
P「作曲とアレンジって、やはり頭の使い方が違うんですね。」
椎「書いてもらったメロという下地があるので、そこを活かすというか縛られるというか?w作曲ならその時の気分で好き勝手やっちゃいます。」
P「なるほど。」
P「今回は、アレンジをメインにしていただきました。もっと作曲したかったですか?」
椎「したかったですねー!やっぱり曲書くの好きなのかもしれない。」
P「結構、今回はいろんなバリエーションのアレンジがありますね。小室系とかw」
椎「変なアレンジの引き出しに定評のある椎名wどうもついやりすぎてしまって、世界観てきに支障がでてしまったかも…?とかちょっとだけ思ってました。ちょっとだけ。」
P「そんなことないですよ!この曲たち聴いて、すんごいこのゲームやってみたいって思いますもん。ぼくじゃこういうアレンジできないし。」
椎「曲によって自然な形に仕上げたものもあれば、わざと曲解して変な方向にもっていったものもありますが、やっぱりおのPさんの作ったメロがあったから、完成した曲たちではないでしょうか。」
・苦労したところ
P「今回の製作にあたり、一番苦労しましたか?苦労はいっぱいあったけどw」
椎「おのPさんのメロと自分のコード感が合わないところがあって、難しかったです。」
P「それは、以前のCD製作から椎名さんと話をしていた部分だけど、やっぱり和楽器的な音楽と、劇判というか西洋音楽との違いがありますね。ちょっと奥が深いっす。」
椎「音楽性の違いw」
P「あと、一番苦労した曲は、どれですか?葛葉は余所でかいているので違う曲をw」
椎「それだとやっぱりOPですかねー。外部に歌を依頼するというのがあったので、しっかりとしたメロにするのに時間もかかりましたし、あと完成したと思ったらしれっと歌詞が追加になっていたりw」
P「しかも追加した歌詞が曲のタイトルというねw」
椎「あの部分は仮にと思って椎名がその場でメロディを追加しておいたのですが、最後まで直される(触れられる)ことなく、いつの間にかふんわりと完成の空気になっていました。」
P「結果オーライ」
・聞きどころ
P「ずばり、今回の聴き所は?」
椎「さっきも話でましたけど、曲のバリエーションじゃないでしょう…か…?(同意を求める視線」
P「そ、そうなんじゃないっすかねえ・・・。」
椎「如月梢さんのボーカル素晴らしかったですし、歌曲も聴き応えあるのではないかと。ちなみに送って頂いたトラックの完成度が高すぎて、ミックスはすごく楽でしたw」
P「如月梢さんは、EDも歌っていただいたけど、両方声の雰囲気も違っていいですね。」
椎「こちらから『OP・EDは違うキャラクターで歌ってほしい』とお伝えしていた通りに、演じ分けというか、歌い分けですか?完璧でしたね。」
・ひとこと
P「結構対談もおもしろいですね。今日はありがとうございました。」
椎「今回は一人で悩まずに楽しくお話しながら書けました。こちらこそありがとうございましたー!」
Comments